ブログ 記事を更新し寝についたのは三時を廻っていた。
かなり頭が朦朧として、おかしな幻想が脳裏を駆け巡る。
そこでなにかのきっかけのイメージで、いきなりガツンと異次元空間へ入り込んだ。
いつものことだが、私は幽体離脱経験者だ。こんなことは今に始まったことではない。
そして、ここでは触れていないが、私は霊界へ行った事がある。
引っ張り込まれるのだが、今回はちょっとちがっていた。
いつもの霊界の誘導とはちがうのがわかり、恐怖を覚えた。
しかし、あながち暗黒の悪しきイメージではなかったのかもしれない。
見えたのは、昔のブリキ製の五センチくらいのバッチのようだった。
ピンク色のきらびやかな――しかし、目の前に見えたのでオードブルの皿くらいの大きさだった。
そして、少女の声が聞こえた。
「メイがどうしたの？」訴えかけるような、ちょっと切ない、キーの高い声だった。
その声自体に恐ろしさは感じられなかった。優しい声でもあった。
しかし、こちらはパニクった。
幽霊の金縛りは数知れず体験したし、落ち着いて対応し撃退した。
しかし、今回はまったく私は冷静さを失っていた。
いつもとちがう。霊界ともちがう。幽霊ともちがう。ちがった何かだった。
そしてすぐさまそのピンク色のいろんなアニメじみたデザインのホールのなかへ吸い込まれそうになったのだ。
霊界の誘導ともちがっているようだ。とにかく怖かった。
生きて帰れないかもしれないと思った。だから必死で抵抗したのだ。
幽霊の場合さほど怖くはなかった。霊に抱きつかれたまま、何食わぬ顔で１０分以上楽しみながら過ごしたこともあった。
いつもならそれが出来た。
そしてこの一週間、宇宙人ＵＦＯ関係にのめりこんでいたので、もしかして凶悪な宇宙人に察知されたのかと思ったのだ。
これとおなじ恐怖感を味わったのは、神社の近く、神様らしき存在がものすごい勢いでやってきたときだった。そのときは大悪魔が、大魔王が近づいてくるような凄まじい霊気を感じたのだ。
逃げられなかったので、やけくそになっていたら、ちっちゃな可愛らしいお姫様だった。
そのとき以来、神様ほど怖いんだなと思った。
しかしそれがわからないから、夢中で抵抗し、にげた。
今回もそれとおなじだった。霊界からやってくる霊たちもそれほど怖くはない。
だが、今回はちがっていたのだ。
ほんとにあのピンク色のホールの中に吸い込まれたら二度と戻れないと思った。
私は引っ張り込もうとする何者かに「お前は何者だ！」と叫びながら、逆に怒気（裏を返せば切羽詰まった恐怖心）を倍化させ怒鳴った。
すると、何者かは（と表現したが、その実態は現れず、私はその恐ろしいほどの吸引力のホールにいるであろう何者かに向かって叫んだのだ）
すうっとまるで手を離すように、その力も消えていった。
考えてみれば、私の反応に驚いたのか、拒否反応に仕方なく了解したのか、そんな感じで、意外にあっさりと、その力は消えていった。
またしても実はだが、私の行いによって霊界が怒るときもある。
そんなときは熾烈なバトルが延々と続けられたこともあった。
そんなしつこさは微塵もなかった。物分りがよく、紳士的だった。
とはいうものの、今は冷静さを取り戻し、何事もなかったかのようにかいているが、起きた当時はかなりやばかった。
目を見開いて「なんじゃあれは……」絶句していた。
またあとで更新したいが、今の感想は素直に言ってみたらよかったカナ、と思っている。
なにか異次元世界を見れたかもしれない。しかしムリだった。まじで命の恐怖を感じたのだ。
そして、冷静さを取り戻した二つ目の今の感想。
引き込もうとした存在は、案外悪いものではなかったのかと思った。
わざとピンク色の安心させるイメージを使ったのか？
拒否を示してからは強引ではなかった。
もう少し考えが落ち着いたら更新しよう。
（根が小説家志望なので文学的な表現を使っていますが、まさにこの時刻の頃に起こった出来事であり、
空想ではありません。また、霊体験も本当です。そちらのほうがエピソードも多いのですが。）
～追記～
『瞳を閉じれば不思議な世界』～霊方見聞録～
こちらは私が運営しています「まぐまぐ」のメールマガジンです。
ここはＵＦＯ宇宙人のサイトですので、宣伝目的ではありませんが、たまたまこんな体験をしたので、ついつい口が滑って霊界云々を仄めかしてしまいました。
少し正体を明かしてしまいましたので、参考がてら紹介しておきます。
