シベリアのタイガ(永久凍土)の中を25キロ歩くよとその女性に言われ、仕方なく付いて行く。
〈ちなみにアナスタシアは銃殺された帝室第四皇女とはちがうようだ〉
彼女の美しさを知ったのは――五キロほど歩いてようやく休憩となったとき、彼女がスカーフと上着を脱いだときだった。
男は飲み物を吹き出しそうなほど、その美しさに驚いたという。
シベリアの奥地にこれほどの美人がいるということ自体、不思議でもあるだろう。
彼女は女神のようであったという。
そこでまた不思議なことが描かれている。
下着のような姿になった美女を前に男は欲情し行動に起こした。
(だれにでもある、、、私だって美人が眼の前にいたら欲情しないわけがない)
メグレはそこで失神したらしい。
すぐに目を覚ますと、彼女は見えない誰かに――私は平気よ――とジェスチャーしていたという。
2人しかいないシベリアのタイガのなかで……。