今回――レーダー探査で見つかった都市遺構らしき地形は、マットグロッソ州の広大なエリアであるが、碁盤目状に見える複数の道路にも思える亀裂が興味をそそらせる。
しかし、少し幾何学的に崩れた形の部分もあり、自然がぐう然形成されたのか、発掘するまではわからないのである。
少し予備知識になるのだが、太平洋から大西洋へと大陸を横断して続く『ペアビル』という古道が存在するらしい。さらにそれに付随して地下通路なるものも発見されているらしく、ラタナバ関連の研究では興味が尽きない。
地形的に見てみると――マットグロッソ州南部は、南米の中央部付近にあるボリビアと国境を接しており、そしてほとんどアマゾン川源流に当たるところです。だから、首狩族の未開(未接触)部族がいてもおかしくない。
このあたりは、古生代の造山活動によって隆起沈降を繰り返し、台地が形成され、今も続く大量の降雨量が大地を削って浮き沈みを形成している。
だから、このあたりはただ単に平坦な密林、ジャングルが広がっているわけではない。
マットグロッソ州南部地域の原住民たちには古くから語り伝えられている伝承があり、それが「巨人たちがつくった巨大な町が大地の中に眠っている」というのである。
それが失われた町《《ラタナバ》》である。
この緑の下に巨大都市があったというが、信じられるだろうか?――どうにもわくわくしてくるではないか!
大西洋へと続く河口付近では氾濫で地形が変わったりして不安定だが、この州はアマゾン川源流に近いので、昔からの地形がそのまま残っている可能性が高い。
発掘に関われないのは残念だが、おおいに研究成果に期待しようではないか!
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